倉見→三十三間山→電波塔跡→大日尾根→能登郷→能登野 2008.12.20

平安時代に京都の三十三間堂が創建されたとき、この山から切り出した木材が棟木として使われたのが山名の由来という三十三間山。名前から受ける印象は地味ですが、稜線からの眺望が素晴らしい山です。去年の6月に初めて登ったのですが、そのときは霧の中で何も見えませんでした。今日は福井県方面の天気が良さそうだったので、1年半ぶりに登りに行きました。

倉見の駐車場をスタート(8:00)

林道分岐点(8:14)

最後の水場(8:27)

夫婦松(9:00)

夫婦松からの三方五湖の眺め

稜線からの三十三間山(9:40)

倉見の広い駐車場をスタートし、1時間ほどで夫婦松に着きます。夫婦松といっても、1本は切り株しか残っていません。

ここまで登ると、三方五湖や若狭湾が見えてきます。駐車場から1時間40分ほどで稜線に登り着きます。青葉山、久須夜ヶ岳、若狭地方の田んぼや三方五湖が一望です。さっそく、パノラマ写真を撮りました。

三十三間山南稜線からのパノラマ(写真をクリックすると拡大表示します。)

青葉山、久須夜ヶ岳(蘇洞門)方面

三方五湖方面

三十三間山に向かう(ブッシュに入る)

稜線の好展望地から頂上に向かうと、ブッシュの中に入り、10分ほどで、展望のない三十三間山の頂上に着きます。頂上で小休止し、稜線をさらに北上します。木が茂って展望は利きませんが、時々、木々の間から三方五湖が見える所があります。

三十三間山山頂(10:18)

三十三間山からさらに北上する

時々、三方五湖が見える

最低鞍部(能登越)にて(11:30)

オブジェのような木

やがて、展望の良い最低鞍部に着きます。ここが能登越です。三方五湖は見えませんが、青葉山、久須夜ヶ岳、若狭地方の集落がよく見えます。さらに尾根を北上すると、だんだん標高を下げ、天増川林道に下ります。すぐ尾根に取り付き、北上していくと、広い空き地に着きます。ここが電波塔跡です。

国土地理院の地図には、電波塔のマークがありますが、実際には、跡形も残っていません。ソフトボールの試合でもできそうな広大な空き地です。電波塔跡には、「三重嶽7.1km」の道標がありました。ここから三重嶽や大日影山へ縦走する人もいるのでしょう。今日は、ここから近江坂、大日尾根を経由して、高島トレイルのP858付近まで足を伸ばす予定です。

能登野に下りる分岐点?(11:40)

いったん天増川林道に下りる(11:50)

電波塔跡(12:00〜12:25)

電波塔付近からの三方五湖

大日岳(12:45)

大日岳付近からの白山

電波塔跡からは、あまり景色が見えませんが、林道を少し下りると、木々の間から三方五湖が見えました。電波塔跡から北東の方向に、雪を冠った山が見えました。白山かと思いましたが、帰ってから調べると、白山ではなく、別山でした。

電波塔から少し歩いた大日岳付近まで行くと、山の間から白山が見えました。

大日影山が見える

高島トレイル分岐点(13:17〜13:24)

大日尾根を南下し、高島トレイル分岐点に着きました。「三重嶽3.6km、大日影山2.5km」の道標がありま。今年10月、三重嶽からここを通って大日影山、滝谷山まで縦走しましたので、足跡がつながったことになります。P858のプレートがありますが、P858は、この分岐点から150mくらい南に離れています。

大日尾根にて

久須夜ヶ岳方面

ブナ林がみごとでした

能登郷分岐点(13:50)

鉄塔の下を通る

能登郷の天増川林道(14:16)

高島トレイルの分岐点から、来た道の大日尾根を戻りますが、帰りは電波塔跡には向かわず、途中で左に曲がって能登郷経由で能登越に向かいました。能登郷までの下り道は、関電の巡視路になっているようです。2本の鉄塔を経由し、天増川の川原に下りました。荒れた天増川林道を少し登ると、能登越への登り口がありました。赤テープの散在する谷を登ると、さきほどの展望の良い最低鞍部に着きました。

天増川林道から能登越への取り付き

(14:20)

谷を登る(赤テープあり)

能登越(14:30〜15:00)

さきほど、三十三間山から電波塔まで縦走したとき、能登野に下りる分岐点と思われる場所(ここ)を確認し、GPSにも記録しておいたのですが、最低鞍部よりも南側だと勘違いして、別の場所を探していました。国土地理院の地図がそうなっているので間違えました。なかなか分岐点が見つからず、諦めて最低鞍部で下り道を探しているうちに、赤テープを見つけました。上右の写真の印です。ここから山腹をトラバースする道が見つかり、能登野に下りました。

沢を渡る(15:31)

獣避けゲート(15:55)

夕日を浴びる三十三間山

獣避けゲートを通り、舗装道路に出ました。能登野の登山口です。ここには道標など、目印が何もないので、逆コースの場合、分かりにくいでしょう。舗装道路を30分ほど歩いて、倉見の登山口に戻りました。今日は1日良い天気、福井県側の山にして良かったです。

<参考データ> GPS DATA   能登越付近の地図は、ブログを参照ください。

倉見登山口 → 2時間10分 → 三十三間山 → 1時間10分 → 能登越 → 30分 → 電波塔跡 →  50分 → 高島トレイル分岐点  → 50分 → 能登郷(天増川林道) →  15分 → 能登越 → 55分 → 能登野 → 30分 → 倉見登山口

歩行距離 約19km 

 2008.12.23 UP

 

このページの先頭へ

前のページ(蓬莱山・森山岳)

次のページ(金剛山)

最初のページへ

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送