今年の夏、蓬莱山(びわ湖バレイ)の北にある標高1080mの無名峰に登りました。無名峰だと思っていたのですが、下山後、「森山岳」という名前がついていることを知りました。次回は紅葉の時期に登ろうと思っていたのですが、時期を逃して、枯葉の季節になってしまいました。

JR蓬莱駅から金ピラ峠に向かう

（JR蓬莱駅 6：30発）

金毘羅神社（7：30）

落ち葉の積もった林道を歩く

湖西線の始発電車に乗り、蓬莱駅へ。道標に従って金ピラ峠登山口まで、舗装道路で約1時間半のアプローチです。

林道終点の登山口（8：06）

標高750m付近の登り

金ピラ峠(8：57)

林道終点付近の登山口が標高約660mですから、もう半分登ったも同然です。ここから急な傾斜の山道を登って行きます。金ピラ峠で、びわ湖バレイ山麓駅からの道と合流します。頂上に近づくと、霧雨のような雪が降ってきました。と、思ったら、スキー場のスノーマシンが人口雪を降らせており、その飛沫が降ってきたのでした。

びわ湖バレイスキー場の端に到着

（9：22）

スキー場のスノーマシンがフル稼働

蓬莱山山頂の三角点（9：29）

今日は、びわ湖バレイのロープウェイが運休なので、静かな山頂を期待して来たのですが、スノーマシンがフル稼働で、ゴーゴー音を立てていました。天気予報は「晴れ」でしたが、雲の多い天気です。武奈ヶ岳もスッキリとは見えません。山頂近くの比良奥宮社の小屋で、１時間ほど天気の回復を待ちましたが、いっこうに雲が減りません。曇った天気なので、森山岳へ行くのは止めにして、小女郎池にでも寄って下山しようかと思いましたが、森山岳に向かう道のキレイな霧氷に誘われて、予定どおり森山岳に向かうことにしました。

山頂のお地蔵さん

白谷第1ペアリフト

森山岳に向かう（10：49）

蓬莱山から森山岳に向かう道は、出発点が分かりにくいです。白谷第1ペアリフトの小屋（上中央の写真）の裏側が出発点です。白い円柱形の残骸(上右の写真)が目印です。ブッシュが茂っていますが、何となくトレースがあります。良く見ると、トラテープに混ざってピンクのテープも付いています。木の枝に霧氷が付いていてキレイでした。

美しい霧氷。トラテープが見える。

猛烈なブッシュを抜ける

尾根を歩き、森山岳に向かう

7月に来たときより道が明瞭になっているような気がします。出発地点から150mくらいで、猛烈なブッシュが収まります。あとは、稜線をたどるので、歩きやすいです。ブナの自然林でいい雰囲気です。

森山岳（P1080）山頂（11：20）

好展望地からの武奈ヶ岳

道標も何もない森山岳山頂から、まっすぐ稜線を進むと、120mくらいの距離で武奈ヶ岳のよく見える好展望地があります。

森山岳は木が茂って展望がないので、この好展望地で休憩するのが良いでしょう。

蓬莱山を振り返る

シャガ谷を下りる

シャガ谷から白谷第2ペアリフト

森山岳から長池方面に縦走する場合は、森山岳山頂と好展望地の中間から北東方向に下りて行くのですが、今日は、シャガ谷を下りて白谷第2ペアリフトに向かいました。シャガ谷は、鈴鹿の白滝谷やヒロ沢の登山コースのような感じで、谷を左右に渡りながら下りて行きます。途中、ピンクのテープがありました。谷を下りると、右手に白谷第2ペアリフトが見えてきました。

白谷第2ペアリフトからシャガ谷

白谷第2ペアリフト（12：23）

遊歩道で汁谷へ

白谷第2ペアリフトからシャガ谷の方を見ると、上の写真のように「関係者以外立入禁止」の立て札が立ってました。逆コースの場合、ここがシャガ谷経由で森山岳への出発点になります。白谷第2ペアリフトからは、遊歩道の階段を登り、汁谷のキャンプ場に向かいます。

汁谷・どんぐりハウス（12：36）

木戸峠(12：42)

クロトノハゲ（13：02〜13：12）

クロトノハゲからの琵琶湖の眺め

天狗杉（13：35〜13：50）

沖島と鈴鹿の山

汁谷のキャンプ場から木戸峠、クロトノハゲ、天狗杉経由のキタタガ道コースでJR志賀駅に下山しました。下りる途中からようやく天気が良くなり、快晴です。沖島の向こうに鈴鹿の山々がキレイに見えました。

【参考タイム】 GPS data  歩行距離：約14.5km

JR蓬莱駅−1時間35分→金ピラ峠登山口−50分→金ピラ峠−25分→びわ湖バレイスキー場−7分→蓬莱山−30分→森山岳−50分→汁谷−5分→木戸峠−25分→クロトノハゲ−30分→天狗杉−35分→キタタガ道登山口−20分→JR志賀駅 (14：55着）