笹ヶ峰→高谷池→火打山・焼山→妙高山→赤倉 2011.10.8-10.10 

今年の夏は、天候が不安定だったので、梅雨明け直後の八ヶ岳にしか行けませんでした。9月の2回の3連休も台風にたたられ、近場の山にしか行けませんでした。10月になって、体育の日の3連休、ようやく全国的に好天が望めそうなので、前々から計画していた妙高三山(火打山+焼山+妙高山)の縦走に出かけました。

実は、妙高の火打山は、私がまだ学生だったとき(1977年)、初めての秋山登山をした山、秋の山の素晴らしさを教えられた思い出の山です。

8月に計画した JRの連続切符 を購入し、JRの夜行急行「きたぐに」と信越線経由で妙高高原駅に行き、頚南バスで笹ヶ峰に向かいました。 GPSデータ

妙高高原駅から頚南バスで笹ヶ峰へ

火打山・妙高山登山口(8:20)

木道の登山道を進む

紅葉が少し見られました

キャンプ地の高谷池着(11:55)

天狗の庭を散策

さすがに天気の良い3連休、笹ヶ峰の駐車場は、車が満員で、道路脇にも駐車している車があふれていました。笹ヶ峰から歩くこと3時間半ほどで、キャンプ地の高谷池に着きました。テント場も一杯で、午前中に着いたにもかかわらず、テントを張る場所がない状態でした。初日から、どうなることかと、心配しましたが、キャンプ場を管理している高谷池ヒュッテの方から、ふだんは使われていないキャンプ場の奥のスペースを使わせてもらい、何とか快適にテント場が確保できました。それでも、午後遅くに着いた登山者は、笹薮の上にテントを張っていました。

早く着いたので、午後は、高谷池近くの天狗の庭付近を散策しました。紅葉の時期は過ぎていましたが、いい景色です。

日の出(5:51)

朝日を浴びる「鬼ヶ城」

北アルプス(白馬岳)が見える

2日目(10/9)は、高谷池〜火打山〜焼山を往復の縦走です。日の出前の5:15頃、高谷池を出発しました。距離は長いですが、重い荷物を担がなくてよいので、少しは楽です。天狗の庭を過ぎ、稜線まで登ると、ちょうど太陽が半分、地平線から出ていました。あわててカメラを出して、ご来光の写真を撮ろうとしましたが、ちょっと遅かったです。

火打山山頂・快晴!(7:05)

影火打〜焼山〜金山と北アルプス

高谷池のキャンプ場から1時間50分ほどで火打山の山頂に着きました。火打山に登るのは1977年以来3回目ですが、北アルプスが見えたのは今回が初めてです。雪を冠った白馬岳が立派に見えました。小休止して、焼山に向かいます。

槍・穂高遠望

影火打から焼山に向かう

焼山

焼山は、1974年の7月に噴火し、千葉大の学生が3名、犠牲になりました。1974年当時、私は学部は違いましたが、千葉大の1年生でしたので、ニュースを聞いてびっくりしました。それ以来、焼山は、永らく登山禁止でしたが、2006年の12月にようやく登山禁止が解除された山です。

白煙を吐く焼山

焼山山頂への最後の登り

先日降った雪の残る焼山山頂

焼山山頂(10:15〜10:40)

焼山山頂部

焼山山頂部

焼山は、上高地の焼岳と姿・形が似ていますが、山頂の様子も、何となく似ています。意外と登山者も多く、金山方面から縦走して来る人もおられました。ひょっとしたら笹倉温泉から登っておられるのかも知れません。登山禁止が解除されて5年近くになるので、登山者も増えているようです。

天狗原山、金山・裏金山、後ろは北アルプス(後立山)

雨飾山、後ろは北アの朝日岳

焼山山頂部

焼山山頂部と雨飾山

初めて登った焼山の山頂でゆっくりしていたいけれど、アップダウンのキツい縦走路を戻らなければなりません。名残惜しいけれど、火打山方面に戻ります。

火打山(左)と妙高山(右)

火打山

火打山からの下山道と妙高山

天狗の庭のパノラマ(14:55)

天気予報では、10/9が3連休で一番良い天気でしたが、大当たり。帰りに天狗の庭に戻ったときも、こんな素晴らしい景色に恵まれました。

明日登る妙高山

高谷池の池塘と高谷池ヒュッテ

茶臼山付近からの妙高山(6:20)

3日目(10/10)は、妙高山に登って赤倉に下ります。昨日の焼山までの往復とは違い、重い荷物を背負っての縦走です。

テントを撤収し、5:50頃、高谷池のキャンプ地を出発しました。朝は少し曇っていましたが、だんだん晴れてきました。

三連休とも良い天気に恵まれ、感謝感激です。

黒沢池ヒュッテと黒沢池 (6:35)

大倉山方面(7:55)

妙高山山頂(9:55〜10:05)

高谷池から火打山に比べると、妙高山への登りは、結構キツかったです。高谷池から4時間かかって、ようやく妙高山の山頂に着きました。火打山は今回が3回目でしたが、焼山と妙高山は、今回が初めてです。妙高山は、アプローチが便利なせいか、軽装の登山者も多く、たくさんの人で賑わってました。記念写真を撮るのも順番待ちです。

妙高山山頂からのパノラマ(1) :北アルプス、金山〜焼山〜火打山

妙高山山頂からのパノラマ(2):鹿島槍ヶ岳〜白馬岳、剱岳

妙高山の山頂広場は、先日降った雪が溶けて泥んこでした。山頂からは、昨日登った焼山〜火打山や、北アルプスの眺めが素晴らしかったです。よく見ると、昨日、火打山や焼山からは見えなかった剱岳が見えるではありませんか。帰ってからカシミールで調べてみると、火打山や焼山からは、後立山(白馬鑓ヶ岳〜天狗ノ頭)に隠れて、剱岳はほとんど見えないです。ちょっとの違いで、妙高山からは剱岳が見えるんですね。

天狗堂(11:26)

大谷ヒュッテ付近からの妙高山(11:48)

妙高スカイケーブルで下りる

妙高山からの下山は、天狗堂経由で赤倉に下りました。標高1700m付近は、紅葉がキレイでした。天狗堂で休憩していると、どうも燕温泉に下山する人、燕温泉から登ってくる人の方が多いようでしたが、新赤倉の方に下山すると、妙高スカイケーブルが利用できるで、今回は、楽な方を選びました。この妙高スカイケーブル、片道料金が1,300円しましたが、距離が2.6km(標高差520m)もあり、結構乗りごたえがありました。

赤倉三叉路から路線バスで妙高高原駅に戻り、長野から特急「しなの」で帰りました。三連休で超満員の特急列車ですが、長野始発なので、余裕で座れました。松本から乗車した人は、自由席では先頭の数人しか座れませんでした。

 2011.10.12 UP

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