昭文社の京都北山の地図を見ると、小野村割岳と三国岳(さんごくだけ)の間に、天狗岳という標高928mの山があります。正しい名前は天狗岳ではなく天狗峠だそうです。登山道はありませんが、調べてみると登っている人もおられるようなので、様子を見に行っていました。 |
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滝谷林道・岩屋谷林道の分岐点 2〜3台分の駐車地あり (7:35) |
滝谷に沿って登る |
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キレイな清流と小滝が続く |
馬尾滝(8:15) |
馬尾滝の上にある滝 |
久多上の町のさらに奥、滝谷林道と岩屋谷林道の分岐点付近に車を停め、滝谷から歩き始めます。地図に道は載っていませんが、トレースもあり、一般コースのように歩けます。駐車地から40分くらいで、馬尾滝が見えてきました。馬尾滝は、なかなか立派な滝でした。馬尾滝からさらに滝谷に沿って登ると、別の滝が現れます。さすがに「滝谷」という名前が付いているだけあって、大小、多数の滝があります。 |
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さらに滝谷を登る |
だんだん登り難くなってきた |
天狗峠〜P921間の稜線 |
さらに登ると、だんだん傾斜も急になり、登り難くなってきました。GPSを見ると、稜線まであと200m弱のようなので、谷を離れ、左手の山の斜面を登っていくことにしました。木の枝を掴みながらの登りで、稜線に登りつきました。ここは中央分水嶺、高島トレイルの続きです。 |
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天狗峠(9:50〜10:10) |
「天狗峠 928m」のプレート |
芦生杉 |
稜線を北上し、標高900mのピークから天狗峠を往復します。標高900mのピークまでは中央分水嶺ですが、天狗峠は中央分水嶺から少し外れています。GPSを頼りに着いた所は、何の変哲もない目立たないピークでした。展望はありません。 一番標高の高そうな所をウロウロすると、木の幹に「天狗峠」と書かれたプレートがありました。 |
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立派な芦生杉 |
老杉 |
好展望地(11:05) |
天狗峠から標高900mのピークに戻り、再び、中央分水嶺の稜線歩きで、三国岳(さんごくだけ)を目指します。稜線歩きは楽かと思いましたが、元々道のない所ですので、道の不明瞭な所やブッシュの茂った所もあります。高島トレイルも、整備される前はこんな感じだったのでしょう。この辺りは、芦生杉が多く見られ、大きく立派な芦生杉もありました。 |
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好展望地 からのパノラマ |
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天狗峠とP936の間に、今日歩いたコースで唯一、展望に恵まれた場所がありました。帰ってからカシミールで調べてみると、武奈ヶ岳や蓬莱山も見えているようです。 |
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岩屋谷林道に下りる分岐点 |
三国岳を目指す |
三国岳山頂(12:00〜12:20) |
天狗峠から1時間50分ほどで三国岳に着きました。高島トレイルの終点の山です。 去年の5月に高島トレイルの踏破で、クチクボ峠から三国峠、地蔵峠経由でここまで縦走してきましたが、今日は、その反対側から登って来たことになります。 |
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岩屋谷林道への下り |
京都府立大学久多演習林管理舎 (13:08) |
滝谷林道・岩屋谷林道の分岐点に戻る (13:20) |
三国岳からは、地図に載っている道を南下して駐車地点に戻ります。地図に載っているからといって楽な道ではありませんでした。かなりの急勾配です。急勾配の道を下りると、京都府立大学久多演習林管理舎の前に下りました。京大演習林は有名ですが、京都府立大学にも演習林があるのは知りませんでした。 今回のコース、美しい渓流や滝、芦生杉が見られ、なかなか面白いコースですし、マイカー登山に便利な周回コースなのですが、正式な登山ルートではありません。特に滝谷上流から稜線に登る道がありませんので、誰にでもお奨めというわけにはいきませんが、山慣れた人なら大丈夫だと思います。 → GPS DATA |
2010.10.17 UP |
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