JR醒ヶ井→谷山谷→霊仙山避難小屋→霊仙山→梓河内道→JR柏原 2008.8.9-8.10

早春の頃は福寿草で人気の霊仙山ですが、真夏に、しかも午後出発で山頂の避難小屋に一泊、という計画で登りに行きました。夜は、星を眺めて、涼しい朝に頂上でご来光を、と思ったのですが、計画通りには行きませんでした。

JR醒ヶ井駅を出発

(15:10)

これから登る霊仙山、よく晴れている。

上丹生の駐車地(15:56)

鈴鹿の山は、普通、マイカーで行きますが、この霊仙山は、電車でも行けます。私の場合、南彦根までの通勤定期があるので、わずかな乗り越し料金(320円)で、登山口の醒ヶ井まで行けます。駅から醒ヶ井養鱒場まで、路線バスがありますが、今回は、途中の上丹生までなので、バスを待たずに歩きました。駅から歩くこと45分くらいで、上丹生の駐車地に着きました。

くぐり岩をくぐる(17:05)

漆ヶ滝(17:25〜17:35)

「真下にお地蔵さん」の標識

上丹生からの谷山谷コースは、途中、くぐり岩や漆ヶ滝のある谷沿いのコースなのですが、くぐり岩の手前まで伏流になっていて、なかなか水場が現れません。 やっと谷に水が流れ始めた所で休憩。 でも、水は生ぬるく、苔のにおいがするので、あまり飲む気にはなれません。顔を洗い、身体を拭いて出発です。やがて、漆ヶ滝の滝壺に寄り、そこから急坂を登って行きます。前回来たとき、印象に残っている看板がありました。「お願い。ここの真下に、お地蔵さんが、お祭りしています。この場所で、お地蔵さんに迷惑な事はしないで下さい。」とのことです。

美しい渓流

谷山谷の上部

避難小屋着

谷山谷の上部は、何年か前の台風の影響で、登山道がだいぶ荒れていました。谷に沿って登って行ったつもりが、行き過ぎて8合目(P992.8の谷山の手前)まで登ってしまい、避難小屋に着いたのは午後7時過ぎでした。避難小屋の周りには、鹿がたくさん居り、そこらじゅうで「キ〜〜」と鳴きます。こんな時間に登山者がいるのが珍しいのか、鹿も私の方を観察しています。避難小屋の周りは、この鹿のニオイか、動物のニオイが充満していました。

避難小屋の様子ですが、最初に戸を開けたとき、昼間の暑さが残っていてムッとしました。無人小屋なので、窓が閉まっていて、換気もされていないので、しょうがないです。外は風がビュービュー吹いているので、窓を開け、入口の扉を開けましたが、窓が小さいので、なかなか換気されません。

時々稲妻が光る天気ながら。最初は晴れて、彦根や大垣の夜景、月や星が見えていたのに、だんだん曇ってきて、8時を過ぎると、ガスった天気になってきました。食事をすませ、外をのぞいて見ると、相変わらずの霧で、何も見えません。寝袋に潜って早々に寝ました。

霊仙山に向かう

霊仙山山頂(6:00)

梓河内道分岐 (7:00)

翌朝になっても、霧は晴れません。100m先も見えません。仕方ないので、荷物を小屋に置いて、三角点のある霊仙山の山頂に向かいました。霊仙山は、天気の良いときに2度登っているので、今回は三角点峰だけにし、最高点は省略です。

下山路は、まだ歩いたことのない、梓河内道にしました。柏原方面に向かい、分岐点に着くと「梓河内ルートはこの先消えています。初めての方通らないでください。」の看板とトラロープ。そんなことを書かれると、益々通りたくなるのがヘソ曲がりの私です。ロープをくぐって前進しました。

梓河内道の登山道

若森神社(7:33)

河内口へ60分の道標(7:40)

ロープをくぐってしばらく行くと、確かに登山道の一部が崩れていましたが、そこを通過すると、時々古いロープや赤テープがあり、不鮮明ながらも登山道は残っていました。木陰で涼しく、高低差の少ないコースです。やがて、鳥居が見えてきたので寄ってみると「若森神社」と書かれていました。社殿はなく、鳥居と祠と石柱のみです。さらに進むと、「河内口へ60分」の

道標もありました。ヤレヤレ、これで無事、梓河内の集落に下りられると思いました。

琵琶湖が見えました

林道が工事中になりました。(8:12)

JR柏原駅(9:30)

やがて、林道に出、このまま下りていけばいいのかと思ったら、この林道がえらくカーブし、コースを外れて行きます。しかも、林道が工事中となり、ショベルカーなどが置いてあります。ひょっとしたら行き止まり、戻らなければならないかと思いましたが、工事中の道路を通過すると、古い林道に合流し、何とか梓河内の集落に下りられました。しかし、梓河内からJR柏原の駅までも結構距離があり、暑かったです。

【オマケの話】 谷山谷を登る途中、蚊やアブに刺され、散々な目に遭いました。家に帰ると、首筋の辺りも痒いです。暗くてよく見えませんでしたが、換気のない避難小屋なので、ダニの巣窟になっていたのではないでしょうか。鹿がたくさん生息しているので、益々あやしいです。夏場にこの避難小屋を利用する場合、早い目に行って換気・掃除するのが良いでしょう。防虫対策は万全に!

【参考タイム】 GPS data  

JR醒ヶ井-45分-上丹生林道終点-1時間30分-漆ヶ滝-1時間30分-霊仙山避難小屋-20分-霊仙山-50分-梓河内道分岐点

-30分-若森神社-1時間-梓河内登山口-20分-梓河内(国道21号線)-30分-JR柏原 (歩行距離: 約22km)

 2008.8.13 UP

 

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