五竜小屋→五竜岳→鹿島槍ヶ岳→冷池→大谷原→JR簗場 2008.7.31-8.1

翌、7/31朝も良い天気。2日連続で、テント場から御来光を仰ぎました。今日は、五竜岳、八峰キレット、鹿島槍を越えて、冷池までの縦走です。

五竜テント場から日の出を仰ぐ

朝焼けで赤くなった五竜岳

五竜頂上への途中からの白馬方面

五竜岳山頂

五竜岳山頂からの鹿島槍

五竜岳山頂からの剱岳

五竜のテント場から1時間ほどで、五竜岳の山頂に着きました。鹿島槍がキレイに見えます。ところが、期待していた剱の方は、雲がかかってスッキリしません。今日は、先が長いので、八峰キレット・鹿島槍に向かって出発です。

八峰キレット・鹿島槍に向かって縦走開始

残念ながら鹿島槍の山頂は

雲に隠れました。

五竜岳を振り返る

キレット小屋

五竜岳と鹿島槍の間は、1985年に逆コースを歩いているので、不安はないのですが、もう20年以上も前のことなので、どんな道だったか、憶えていません。よくこんな所に、小屋を建てたもんだなぁと思えるキレット小屋は憶えていたのですが、なかなかキレット小屋が現れません。昨日の不帰ノ嶮と同様、アップダウンが続きます。前回は、赤茶色だったキレット小屋は、黒い小屋になっていました。ここまで来れば、三分の二は過ぎたことになります。

八峰キレットの難所

鹿島槍ヶ岳(南峰)頂上

布引山に向かう

キレット小屋、八峰キレットの難所を通過し、鹿島槍北峰との分岐点に着きました。残念ながら、ガスで何も見えないので、北峰には立ち寄らず、南峰に向かいます。吊尾根には、まだたくさんの残雪が残っていました。南峰も、ガスで視界が利かないので、写真を1枚撮っただけで、冷池のテント場に向かいました。

冷池小屋へ

赤岩尾根分岐点(8/1朝)

赤岩尾根からの鹿島槍ヶ岳

鹿島槍南峰からは、ガラッと雰囲気が変わって、のんびり歩ける初心者コースです。布引山を過ぎると、左右に高山植物がキレイに咲いていました。 五竜のテント場から8時間、午後1時半頃、冷池のテント場に着きました。 なお、冷池山荘は、テント場から7〜8分下った所にあります。 テントの申し込みに行くときは、水用のポリタン(ペットボトル)を持っていくのを忘れずに。

7/31の午後は天気が回復せず、剱岳も爺ヶ岳も見えませんでした。翌、8/1の朝も曇り空。これからの予定は、@赤岩尾根を下りる。A爺ヶ岳を越え、種池から扇沢に下りる。種池に1泊してもいい。B爺ヶ岳、新越乗越経由で針ノ木峠まで縦走し、もう1泊して扇沢に下りる。ということでしたが、今回は、赤岩尾根を下りることにしました。

だんだん雲が消えてきました

高千穂平からの鹿島槍ヶ岳

赤岩尾根には、高千穂平という所があり、鹿島槍の眺めが良いそうですが、今まで2回、いずれも天候に恵まれず、写真でしか、その景色を見たことがありません。今回も、半分、あきらめていたのですが、赤岩尾根を下るに従って、山頂部の雲が消えてきました。高千穂平に着く頃には、山頂部の雲もほぼなくなり、スッキリした鹿島槍が見えました。稜線からの姿とは異なり、コウモリが羽を広げたような姿の鹿島槍でした。

赤岩尾根といえば、傾斜が急でシンドイという印象でしたが、傾斜が急なところには、下の写真のような階段が設置されていて、けっこう歩きやすかったです。これも、山小屋主の柏原さんのお陰でしょうか。感謝します。

傾斜が急なところは、このような

階段がありました。

西俣出合

大谷原

中綱湖

無人駅のJR簗場駅

簗場駅で大糸線の電車を待つ

さて、登山口の大谷原ですが、昔は、ここまで路線バスがあったのですが、それは30年以上前のこと。今は、タクシーを呼んで、大町まで下りるのが普通です。私は、鹿島槍スキー場経由で、JR簗場駅まで歩きました。大谷原から歩くこと1時間10分で、今は無人駅になった簗場駅に着きました。私の学生時代には、売店やストーブもある駅で、スキーで何度か利用したのですが、このような、かわいらしい駅舎になっていました。JR簗場からは、青春18きっぷを利用して、のんびりと帰りました。

<参考データ> GPS DATA  

7/28 蓮華温泉 → 白馬大池 歩行距離 4.0km 3時間20分、7/29 白馬大池 → 天狗山荘 歩行距離 10.5km 6時間35分、

7/30 天狗山荘 → 五竜山荘 歩行距離 8.0km 7時間45分、7/31 五竜山荘 → 冷池小屋 歩行距離 8.5km 8時間10分

8/1 冷池小屋 → 大谷原 歩行距離 6.2km 2時間50分、大谷原 → JR簗場駅 歩行距離 6.6 km 1時間15分 

 4泊5日の歩行距離合計 約44km 

 2008.8.3 UP、8.4 参考データ追加

 

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