如来堂→日本コバ 2006.3.4

先週に続いて今週も週末の天気が良さそうです。今回は、奥永源寺の御池川林道〜ノタノ坂〜土倉岳〜御池岳に登るつもりで出かけました。ところが、国道にはまったく雪が無かったですが、君ヶ畑の集落から雪が現れ、御池川林道の終点付近では、下の写真のように、駐車スペースにも1mの積雪でした。それでも何とか駐車スペースを見つけ、ノタノ坂に向かって歩きだしました。ノタノ坂まで行けば、あとは尾根歩きなので、土倉岳までは行けるだろうと思っていましたが、ノタノ坂までのコースも積雪が多く、山の斜面を横切って行く道なので、結構危険そうでした。足を滑らせれば、御池川の支流の谷に落ちそうです。おまけに道も不明瞭になり、早々に撤退を決めました。

御池川林道終点付近

ノタノ坂への入り口

(雪がなければ、車でも進入できる道ですが)

御池川上流と土倉岳手前の無名峰

上高地のようにキレイでした

撤退を決めて戻る途中、せっかくここまで来たのだから、銚子ヶ口か日本コバにでも登ろうかと考え、登山靴のまま、日本コバの登山口、如来堂まで車を進めました。銚子ヶ口には2回登っていますが、日本コバは、今回が初めてです。

日本コバは、変わった名前ですが、標高が934.2m、昭文社の地図によると、登山口から頂までのコースタイムは、2時間05分です。出発は10時50分、ですから、午後3時には下りられるだろうと思って出発しました。

日本コバへの登山口

春日神社

何度かこのような谷を渡る

静ヶ岳〜竜ヶ岳の眺め

日本コバの山頂部

樹氷が輝いています。

標高700m付近の岩場

日本コバへの道も、そう簡単には登れず、途中で何度か、もう戻ろうかと思う場面がありました。まずは標高500m付近の涸れ沢を渡る部分。雪で埋もれていて、しかも雪が締まっていないので、所々、股まで雪に潜ります。道も分からず、今日は撤退の連続だなぁと思って戻りかけたとき、ようやく登る道を発見しました。やがて、雪の斜面のトラバース、岩場を過ぎ、展望の少し開けた山頂部(標高850mくらい)にたどり着きました。

岩場を登ると、木々の間から

御池岳が見えてきました。

道標では、左が如来堂、直進が日本コバとなっていますが、直進すると衣掛山の支尾根の方に行ってしまいました。

地図とGPSを見ながら、

山頂部をウロウロする

山頂部からは、上の写真の道標に従い、どんどん高い所に向かいました。一番高い所に着きましたが、そこは日本コバではなく、衣掛山に続く尾根のピーク(標高850mくらい)でした。いったん上の写真の道標のところまで戻り、地図とGPSを頼りに、日本コバを目指します。日本コバの方向は分かるのですが、途中には、小さな谷や樹林帯があり、なかなか日本コバへは近づけません。ここまで来れたから、もう帰ろうかと思ったとき、またしても正しい道を見つけ、ようやく日本コバの頂上までたどり着きました。

日本コバ頂上の様子

ようやくたどり着いた日本コバ頂上

登山口から3時間半かかりました。

苦労して登った甲斐あって、思いがけず樹氷がキレイでした。

午後3時なのに樹氷が残っています。

樹氷の向こうに見えるのは、霊仙山と

その後ろには伊吹山も見えます。

こちらは雨乞岳

木が茂ってあまり展望は利きません。

日本コバの山頂では、3月にして、このような美しい霧氷が見られるとは思いませんでした。今までの苦労も報われました。頂上でたくさん写真を撮って下山です。帰りは、自分の足跡をたどって、元の道を戻ります。危険な岩場、雪のトラバース、往路で道に迷った涸れ沢を無事通過し、ヤレヤレと思ったら、標高450m付近(登山口から1kmくらい)で、また道に迷ってしまいました。沢に下りてみても、こんな所を通った記憶はないし、そのまま沢を下りるのは危険そうだし、時間は午後4時半を過ぎ、ちょっと焦りました。登りで道が分からなくなったら引き返せば良いですが、下りで道が分からなくなったら遭難です。しばらくウロウロして道を探し、道が分からなくなった所からもう少し逆戻りすると、ようやく、正しい道らしいのを発見しました。もう大丈夫です。来るときに前を通過した春日神社が見えたときは、ホッとしました。

帰ってから、GPSの軌跡を見てみると、山頂部では、地図に載っているコースではなく、北西の尾根に沿った道を歩いていたことが分かりました。雪が消えたら、また「おさらい」に来ようと思います。

 2006.3.5 UP

 

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